冒頭の図をご覧いただくと分かりますが、
1997年を境として専業主婦と共働きの世帯数が逆転し、
現在では、その差がなんと倍以上に広がっています。
このように、今は夫婦が協力して仕事・家事・育児を
こなしていくのが当たり前となっているわけですが、
とはいえ、働き方や雇用形態によって、
手元に入ってくるお金は大きく違ってきます。
例えば、このデータからもお分かりいただけるように、
正社員で働くのと、非正社員やパート・アルバイトで
働くのとでは賃金が大きく異なります。
また、この差は賃金だけじゃなく、
年金にも大きく響いてきます。
会社が半分負担してくれる
厚生年金に加入出来るかどうかも違ってくるからです。
それゆえ、個人的には夫婦ともに
正社員として働くことをオススメしているのですが、
実情としては、女性の約半分は
非正規の形でしか働くことしか出来ず、
また、男性でも4人に1人は、
正社員になれていないと言われています。
どうやら、90年代に20%程度だった非正規の方の割合は、
ここ最近は、40%程度まで倍増しているようですからね。
✔︎お金を増やすという選択肢
このような状況なので、
思うように働けず不憫を感じている方が多いと思いますが、
そんな方に知っていただきたいことが、
収入を増やす方法ではなく、
”お金を増やす方法を知る”ということです。
もちろん、非正規で働く方だけじゃなく、
正社員として働いている方もですけどね。
今の日本は、驚異的な低金利が、
長期化した状態になっており、
定期預金金利はたったの年0.01%しかありません。
![](https://www.eiki-h.jp/_staff/wp-content/uploads/2023/09/fd44109a91c22438911550ac3f745fa1-300x200.jpeg)
これは、すなわち
定期預金に預けたお金が2倍になるまでには、
なんと7200年もかかるということであり、
生きている限りで考えると、
全くお金が増えないということです。
しかし、昔の名残のせいか
みんな当たり前のように
全てのお金を銀行にお金を預けようとします。
なんせ、1973年当時は、
政策金利が9%もあったため、
単純に銀行にお金を預けているだけで、
8年で2倍になっていたぐらいですからね。
また、銀行に預けていても増えないとは分かっていても、
減るリスクを取るぐらいなら増えない方がまだマシか、
と考えてしまうことも大きな原因の1つだと思います。
とはいえ、銀行だって
時間外でお金を引き出せば、
利息の数百倍もの手数料を取られるし、
振り込みするとなれば、
さらにその数倍の手数料を取られるんですけどね。
✔️積立投資という選択肢
では、どうすべきなのかと言うと、
個人的には小さな金額でもいいから、
たった今からコツコツと毎月積立投資を
していくのがベストだと思っています。
例えば「つみたてNISA」という
制度を聞いたことがあるでしょうか?
また「iDeCo」という制度を
聞いたことはあるでしょうか?
これらは、いわゆる投資商品を自分で選び、
それに継続的に積立をしていくための制度で、
いずれも税制優遇があるものなのですが、
例外なくみんなこの2つの制度に取り組むべきです。
理由は簡単で、
銀行にお金を預けていくよりも
遥かにお金が増える可能性が高いからです。
かつ「つみたてNISA」は毎月33,333円、
「iDeCo」は毎月23,000円が掛け金の上限なのですが、
出来れば夫婦揃って、
いずれも上限近くまでお金が預けられるように
家計の中の無駄な固定費や出費を削減すべきです。
![](https://www.eiki-h.jp/_staff/wp-content/uploads/2023/09/29f838bedc3bfeb14eb72a6be3e8019f-300x225.jpeg)
固定費とは、
医療保険、学資保険を含む生命保険であり、
車のローンと維持費であり、
家のローンと維持費ですね。
というわけで、厳しい時代の中でも、
不安なくずっと暮らしていくために、
積立投資という選択肢を前向きに考えていただくこと、
そして、その資金を捻出するために、
家づくりの予算も含め、
保険や車といった固定費を
出来るだけ抑えることを心がけていただけたらと思います。
それでは、、、
![](https://www.eiki-h.jp/_staff/wp-content/uploads/2023/09/ba78a1dd68006bcaa43142a5210494b6-300x155.jpg)
何なりと、お気軽にご相談ください。
![](https://www.eiki-h.jp/_president/wp-content/uploads/2020/09/123fa2a87be6838d767a6090006e1c69-e1600240851146.jpg)
株式会社 栄輝工建 代表取締役:大屋 信男